2015年12月21日月曜日
アマリオ・ブルゲット
ニュージーランドに住んでいる親友から譲り受けたフラメンコギター、「アマリオ・ブルゲット」。
弦も張り替え、ゴルペ板も取り付け、ケースも新調し、調整もしてピカピカに磨きあげた。
素晴らしい音になった。これから使う機会も増えていくでしょう。
よろしくね。
野風と陽光のページ
年内最後のコンサートが終わりました。
場所は大学時代からお世話になっている多摩境のギャラリーカフェ、アルル。
ここは音の響きが本当に良く、いつも弾いていて楽しいと思える場所。
特に僕のようなクラシックギター弾きにとっては、音の広がりがあるから気持ちよい環境。
フルート奏者の鶴園さんのオリジナル曲はどれも素晴らしく、伴奏していて楽しいと思えるものばかりでした。しかし、本当に素晴らしいと思ったのは鶴園さんの根底にある創作意欲で、わざわざ自分でギターを購入し楽器の構造を事細かに研究していたという事実を知ったときは頭が下がりました。
会場にも多くの方がいらしてくれ、とても良いコンサートになりました。
プログラム
1st
フルートソロ
フランス組曲第六番より
Allmande
Bourree J・S・Bach
ギターソロ
プレリュード第一番 V・lobos
letting go A・york
黄昏 押尾コータロー(セッション)
2nd
flower brown *
こさめのひとりこみち *
よく来てくれたわねえ ♯
merodia sentimental V・Lobos
かざりあめ *
a wind of transition *
(* 鶴園オリジナル ♯ 片山オリジナル)
今年はスペインの旅から始まって、文化放送のラジオ収録、吉祥寺音楽祭、古民家での演奏、クラップカーニバル、鎌倉でのソロライブ、など様々な場所で演奏することができました。
協力してくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。
来年は新しいレパートリー、ボーカル楽曲にもさらに磨きをかけていきたいと思っております。
ギャラリーカフェアルルにお越し下さった皆様ありがとうございました。
2015年12月4日金曜日
西院にて
京都を旅した。
と言っても7、8ヶ月前のことだ。
どうしても京都の桜が見たかった。一年前から西院にあるを予約して、見事に晴れた。
人生で見てきたどの桜よりも美しく、感動したのはやはり妙心寺の桜だろう。
凛とした佇まい、何時間もそこにいることができた。
花に感謝したのは初めてだった。
2015年12月2日水曜日
セビージャでの日々
12月になってしまった。
今年は本当に沢山の場所に行けた。中でも記憶に最も残るのは間違いなくスペインだ。
スペイン語もろくに話せないまま行った人生初海外一人旅は毎日がドキドキだった。
マドリードのバラハス空港では荷物が届かず、セビージャに着くなり下宿先の場所はわからず、ハプニングの連続だった。
でも不思議とそれも楽しかったのは一体どうしてだろう。旅があんなに楽しいと感じたのは初めてだった。
数日間だけだったがタジェールフラメンコでのレッスンは本当に刺激的だった。ラスゲアードもプルガールもゴルペさえもできないまま受けてソレアなんか習得できるわけがないのだ。己の力を思い知った。
そんな中でもマヌエル先生は優しく丁寧に、教えてくれた。プルガは夜のバルでフラメンコをしに僕を連れて行ってくれた。
今になってあの数日間を思い出す。
フラメンコは僕の想像を超えたアートの世界だった。よそ見なんかしてる暇もない、濃密な魂の舞。
もう一度行きたい、あのタブラオへ。