書くのが少し遅れてしまいましたが、ブログにも載せた演奏動画「cavatina」という曲についてちょっと綴らせていただきますね。
この曲は映画「ディア・ハンター」の挿入歌で有名になった曲ですね。出演はロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープといった錚々たる顔ぶれ。ベトナム戦争の中で訳のわからぬまま戦い、戦場での不条理さや悲惨さが非常に良く描かれている名作です。
作曲は映画サントラ史に名を残す、スタンリー・マイヤーズ。もとはピアノで弾かれていたのですが、ギタリストのジョン・ウィリアムスによってギター独奏曲へと生まれ変わりました。
僕がこんなことを言うのはどうかとも思いますが、この曲、意外と難しいんです。簡単ではない、と言った方が正しいのでしょうか。セーハは多用されていますしポジション移動もかなり多い。またメロディの響かせ方も研究しなければいけません。
この曲はあえて後半部分にネイルアタックをとり入れ、パーカッシブにしてウクレレの魅力を引き出すようにしました。
もともとはしっとりとしたクラシカルな曲調に対してこのようなテクニックを取り入れることに今後もチャレンジしていきたいです。